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Kindle Oasis後継としてBOOX Go Color 7を買った感想

使っていたKindle Oasisが充電できなくなってしまい、電子書籍リーダーの移行先としてBOOX Go Color 7を3月ごろに購入した。しばらく使ってみたので感想を書く。
なぜBOOX Go Color 7を選んだか
Kindle Oasisはもう売っておらず、現行のKindleシリーズには物理ボタン付きのモデルがない。通勤や今の生活スタイルを考えると片手で扱いやすい端末が欲しく、物理ボタンで操作できると嬉しかった。
この条件を満たすものを探した結果、BOOX Go Color 7を見つけた。最初は別にカラーであることはそこまで重要ではなかったが、カラーE-inkというのがどれくらい実用的なのかというのが気になっていたのと、Android搭載でKindle以外の電子書籍、特にO’Reilly Online Learningが読めることに惹かれて買ってみた。
見た目・デザイン

サイズ感はKindle Oasisとほぼ同じ。重さも大体同じように感じる。Go Color 7の方は持ち手の部分もフラットになっていてOasisの方が持ちやすい感じはあるが、その分薄さを感じられるデザインとなっていてGo Color 7の方が好き。
Go Color 7は背面の質感がサラサラとしていてこれが結構ガジェットとして見た目が良いのが気に入っている。


物理ボタンの挙動も問題なし。推し心地はOasisよりも若干重め・浅めな感じがする。アプリによって物理ボタンの割り当て設定を行い使うことになるが、今のところ自分が使っているアプリで物理ボタンが効かないということは経験していない。

画面の見やすさ・カラーE-ink実際どうなの?
白黒表示の書籍はとても読みやすい。元々Oasisを使っていたのもありしっくりくる。出荷時そのままの状態だと、画面のリフレッシュ設定の都合ですごく見づらい状態になっていたりもするが、適切に設定すれば全く問題なし。バックライト等も細かく調整できるので通常の電子書籍を読むという目的にはとてもマッチしていると思う。

カラーE-inkは初体験だったが、思っていたより綺麗に表示されるなと感じた。もちろん液晶ディスプレイのような鮮やかさはないが、漫画の表紙などがカラーで表示されるのは新鮮で面白い。

ただ、カラーメインの書籍をしっかり読めるかと言われると微妙で、iPadと比べても以下のようにはっきりとした違いがある。あくまで補助的にカラー表示ができるというくらいの認識でいた方が良さそう。

Android対応について
Androidに対応しているということで、Google Playストアから自由にアプリをインストールすることができる。当初の目的であったO’Reilly Online Learningもアプリインストールで問題なく読むことができる。
とは言っても他のアプリを色々とインストールして使うかと言われると微妙で、電子ペーパーでそもそも全体がもっさりしているのもあり最低限電子書籍関係のアプリ以外はGo Color 7でわざわざ使うメリットもないかなという感じ。もっさり感のせいでメールアドレス認証が必要なアプリなどはログイン操作とかがかなり面倒に感じるので、その点でもあくまで電子書籍リーダー特化で使うのが良い。
まとめ
Kindle Oasisからの乗り換えとして、BOOX Go Color 7は十分満足できる。物理ボタンでのページめくりができて、複数の電子書籍サービスが使えるのはかなり便利。
カラーE-inkは別に必須ではないかなぁという感じ。たまに固定レイアウトの書籍や漫画を見るときにオッと思えるくらい。
正直値段は高いかなーというのがあり、もう一万円ちょっとくらい安かったら他の人にも勧めやすいかなぁと思う。もう少し出すとiPad miniが買えちゃうくらいなので、目への負担を考慮しなければ思い切ってそっち買ってもよかったかもなという気持ちも多少あったりする。