十三機兵防衛圏

『十三機兵防衛圏』をクリアした。
ネタバレを避けてなるべく公式サイトで公開されている情報で感想を書く。

ゲームシステムとしては、『追想編』『崩壊編』『究明編』という3つのパートが用意されており、それぞれのパートを行き来しながら13人の物語を体験していく。 どのパートも最初は開示されている情報が少なすぎて置いてけぼりになるんだけど、中盤から終盤に向けてそれぞれのピースが嚙み合っていくのがすごく楽しい。

追想編のアドベンチャーパートが特に良かった。物語はもちろん良いんだけど、ただ文字を読むだけでなく登場人物と共に頭の中の情報を整理して行くような体験ができるシステムや生き生きと動くキャラクターなどこれまでプレイしたアドベンチャーゲームとは全然違った体験ができて面白かった。

そして、ところどころ出てくるSF要素が王道ではあるんだけど心くすぐるものばかりで、そうそうこういうのでいいんだよって気持ちになる。 機兵起動シーンのかっこよさが異常。

ネタバレを避けるとこのようにふわっとした感想しか書けないけれど、全体通して（色んな意味で）変態が作ったのだなというのが感じられるゲームでよかった。